エッセイ

2016年05月05日

頭を抱えながら必死に質問準備(民報2016年5月)

 3~4月とたいへんあわただしく、このコラムも少し間があいてしまい、申し訳ありませんでした。

 国会議員2年目の今年は、昨年の同時期と比べても1.5倍のペースで質問など登壇の機会をいただくとともに、その間、初めての本会議での登壇や所属委員会以外(国土交通委員会)で質疑する場もいただくなど、回数でもその内容でも、当然ではありますが、昨年からの一段階、またそれ以上のレベルアップが求められ、あいかわらず猛勉強と奔走の日々です。

 国会質問の準備は、いま国民生活の現場で何が起きているのか、国民が何に苦しみ、何を求めているのかをつかむことから始まりますが、同時に、その声や実態をぶつけるだけでは質問にはなりません。政府が出してくる法案の法文上のどこに国民生活との矛盾や害悪があるのかを読み解き、それを論理と実態の姿の両方から論破し、また必要な対案も示していく――毎回、頭をかかえながら必死に準備をします。なにより、その一つひとつに国民の命と人権がかかっており、一回たりともあいまいにするわけにはいかない、全力投球、真剣勝負です。

 こうしたたたかいを国会で、また各地の地方議会で一貫してとりくんでこられた議員の諸先輩方に、私はあらためて心からの敬意を感じずにはおられません。そして、もっとそんな皆さん方から学ばせていただくことが多々あるなと感じています。

 4月が終わり、連休での地元活動に戻る新幹線の道中、あらためてそんなことを感じながら、やっぱりここでもパソコンに向かい、頭をかかえつつ、パチパチと質問や演説の原稿を書いています