エッセイ

2016年10月20日

国民の声と実態を届ける質問を続ける(民報2016年10月)

  10月19日、5カ月ぶりとなる質問は、文部科学委員会で45分間、議員になる前からずっととりくんできた学費・奨学金問題をとりあげました。その内容は私のホームページで動画も含めて載せていますので、ぜひご覧ください。

 この日の委員会では、公明党と民進党の議員の方々も奨学金問題を取り上げました。それぞれの質問内容はさておき、それぞれ質問をされた方との若干のおもしろい交流がありました。民進党議員の方は質問後、わざわざ私の隣にやってきて「大臣に、私の質問には答えなかったことを答えさせていましたね。私もあのように聞けばよかった。引き続きやりましょう」と。他の民進党議員の方からも「いい質問だった」との声援をいただきました。

 一方、公明党議員の方は大ベテランの議員さんでもありましたから、彼の質問後の昼休憩に、私の質問はこれからという段階でしたが、「質問、お疲れさまでした」とごあいさつをしました。すると返ってきたのは「給付型奨学金はまだ制度設計中なんだから、あなたの質問に大臣はきっと答えようがないよ」との言葉。この方は何を言っているのか。制度設計中のいまだからこそ、国民の、学生らの実態と願いを届けて、それにこたえさせるものに一歩でも二歩でもさせるんじゃないか。質問とはそのためにやるものじゃないのか。そこで論争はしませんでしたが、ますます燃えて質問にのぞむことができ、逆に感謝でした。委員会内での裏話、野党共闘の深まりと与党の政治姿勢をあらためて実感する一コマでした。

 そんなエピソードがあったことも思い浮かべながら動画をご覧いただければより楽しめるかもしれません。引き続き、国民の声と実態を大いに届けていきたいと思います。