エッセイ

2024年02月24日

裏金問題=自民党政治に怒り心頭=

裏金問題もさることながら、住民の平穏な暮らしを脅かす米軍と自民党政治に怒り心頭の日々です。

昨年12月、岩国基地所属の米軍機が浜田市の市街地上空で空中給油訓練を行っていたとの目撃情報が。空中給油機は別名「空飛ぶガソリンスタンド」と呼ばれ、万が一墜落事故などあればとんでもない大惨事です。実際に過去には墜落事故を起こしており陸上での訓練など絶対にあってはならないただならぬ事態だと、報道から10日後の22日、島根の皆さんとともに中国四国防衛局に向かいました。担当者は開口一番、「承知していない」と驚くべき他人事ぶり。「一体、あなた方は誰を守っているのか。国民ではなくアメリカを守っているではないか」とその無責任な姿勢を正面から批判し、徹底した実態調査と訓練中止を求めました。

ところ変わって東広島市。昨年末以来、米軍の川上弾薬庫の周辺から、発がん性が指摘されている有機フッ素化合物PFASが、検査をする度にどんどん高い濃度が検出され続けています。地元の皆さんは昔から井戸から飲料水など生活用水を汲んで使用しており、現場でお会いした女性は「とっても美味しい水だとみんなに自慢し、子や孫たちにも飲ませてきた。なのに一夜にして危険なものとなり、もう孫たちを呼べなくなった」と嘆いておられました。

沖縄や東京などでは以前から米軍施設からのPFAS漏出が問題になっていますが、米軍は知らぬ存ぜぬを決め込み、地元が一貫して求め続けている自治体の立ち入り調査にもまともにこたえません。政府は政府で米軍に対しまったくの弱腰で、しかも日本の許容されている基準値はそのアメリカと比べても10倍以上のゆるさ。そして、そんな基準値の300倍の高濃度の値が検出されているのですから、事態は本当に深刻です。

私たちが生きていく上で最も大切な水、当たり前の日常や幸せ、子どもたちの安心安全な未来――米軍や自民党にこれ以上奪われてなるものか。一刻も早くこの政治を終わらせねば!