エッセイ

2015年05月16日

新人議員を中心に沖縄で基地調査(民報2015年5月)

 5月8~10日の3日間、今回初当選した新人議員を中心に、基地被害の実態と県民のたたかいを学ぶために、沖縄県に調査にいきました。

 初日は、米軍普天間基地に隣接する普天間第二小学校を訪問。ちょうど昼休みで、たくさんの児童が元気に校庭を走りまわるなか、まさにその真上を、轟音を鳴らしてオスプレイが横切っていく場面に遭遇し、さっそく沖縄の現実をつきつけられ、憤りを感じました。2日目は名護市辺野古、そして、東村高江へ行き、新基地建設に反対するテントで一緒に座り込みました。最終日、読谷村のチc0349386_18500024ビチリガマへ行き、幼い子どもたち含む83人がここで「集団自決」をし、尊い命を失ったと知り絶句。調査の最後は、瀬長亀次郎さんの生涯がまとめられている「不屈館」へ行きました。

 この3日間、本当に多くのことを学びました。60代のある方から次のようなお話を聞きました。「8歳のとき、同級生の女子が米兵に犯された上に殺された。私たちはそうした涙を一度でなく何度も流してきた。そこに自民党も共産党もない」。いま大きく広がる「オール沖縄」の背景にある沖縄の痛苦の歴史の一端にふれました。いまなお続く米軍基地があることによる、たくさんの苦しみの一端を体感しました。それでも勝つまであきらめずにがんばりぬく、たくさんの県民のみなさんにお会いしました。そして、きれいで豊かな自然、たくさんの沖縄文化にもふれました。

 国会では、いよいよ「戦争する国づくり」に突き進む安倍政権との正面対決です。沖縄で学んだことを力に全力でがんばります。