活動日誌

2016年04月07日

文科省の指針も含め徹底的な検証を

日本共産党の大平喜信衆議院議員は、4月6日に行われた文部科学委員会で、府中町でおきた中学生の自死事件について、文科省が進めてきた規律偏重の生徒指導が背景にあるのではないかと、検証を求めました。

4月7日付しんぶん赤旗記事を紹介します。

 

【規律偏重指導 検証を 中学生自死事件 大平氏、文科省ただす】

日本共産党の大平喜信衆議院議員は6日の衆議院文部科学委員会で、広島県府中町の男子中学生の自死事件を取り上げ、全容の徹底とともに、文科省が進めてきた進路指導・生活指導を徹底検証すべきだと求めました。

大平氏は、遺族が地元紙に寄せた手記で「なぜこのようなことが起きたのか明確に示さないまま前に進もうというのは順番が違う」と述べていることを紹介し、「校長や教員の責任追及に終わらせず、背景にある根本的な原因にまで踏み込んで明らかにすることが不可欠だ」と強調。町教委や県教委の対応についても調査し、生徒から直接聞くことも必要だとのべました。

馳浩文科相は「町教委、県教委も検証対象になる」と答弁。生徒からの聞き取りについては「配慮が必要」としながらも否定しませんでした。

大平氏は、自死の原因とみられている、3年間に1度でも万引きなどがあれば推薦しないという高校入試の推薦・専願基準について、「たった一回の過ちで進路が断たれてしまうのが中学の進路指導なのか見直すべき」と指摘。校長も反省を表明した「規律で押さえつける指導」は県教委や文科省が進めてきたものであり、「規律を何よりも重視する生徒指導が背景にあったのではないか。検証を行うべきだ」とただしました。

馳氏は、「管理型教育で上から押さえつければいいと思っていたら大間違い」と述べ、「全国的な進路指導、生活指導の改善を進めていきたい」と述べました。