活動日誌

2016年05月02日

子どもとの信頼関係を築ける生徒指導を―文科省の方針を批判

大平喜信衆議院議員は4月27日の文科委員会で、文科省が進める生徒指導のありかたを批判し、見直しを求めました。

しんぶん赤旗の記事を紹介します。

 

4月30日付しんぶん赤旗

管理の根本に国方針/大平氏 生徒指導実態を指摘

日本共産党の大平喜信議員は27日の衆院文部科学委員会で、広島県府中町の男子中学生自死事件(2015年12月)の背景に関わって、子どもを上から押さえつけて一方的に管理する「生徒指導」が文科省の方針に基づいて行われていることは重大だと指摘しました。

 大平氏は、自死の原因と見られる同中学校の推薦・専願基準に「触法行為がないこと」との項目があったことについて、「人格の完成をめざす教育の目的に照らしてふさわしくない」と批判しました。

 大平氏は、同県教育委員会が文科省の方針に基づき「社会で許されない行為は、学校においても許されない」との姿勢を明確に示すよう学校に指導していた事実を指摘。そのもとで、整髪料をつけていない子どもにも「絶対つけている」と決めつけて洗髪を強いたり、問題を起こした子どもに2000~4000字の漢字を練習させたりするなどの「生徒指導」の実態を明らかにしました。

 馳浩文科相は「反感や恨みを生むだけの指導や、管理だけを目的とする指導であってはならない」と答弁しました。大平氏は「文科省の通知の忠実な実践によって、そういう事態が起きている。ゼロ・トレランスから脱却し、子どもたちとの信頼関係を回復することが教訓だ」と語りました。