安倍政権こそ立憲主義違反!
先週に続き本日、今国会2回目の憲法審査会がおこなわれました。
傍聴席には立ち見まで出るほどの人があふれ、マスコミもたくさん押し寄せるなど、大きな関心と注目が寄せられる中で開催されました。
本日のテーマは「立憲主義について」。
党を代表して今日は、私が意見表明をしました。
この60年余、歴代の自民党政権も、また自民党の各議員でさえも、日本国憲法の下で集団的自衛権は行使できない、解釈で変えるべきではないと明確に述べていたことを指摘しつつ、「憲法の拘束のもとで政治を行うべき安倍政権が、憲法を乗り越える恣意的な解釈によって集団的自衛権の行使を認めたことこそ、立憲主義に反するものだ」とうったえました。
そして、憲法学者、元法制局長官、元最高裁判所長官、14,000人を超える学者・研究者の方々などが集団的自衛権行使容認の閣議決定と安保法制を立憲主義違反だと指摘し、なによりかつてない多くの市民が「立憲主義守れ」と国会を包囲し、1580万人を超える戦争法廃止の署名が国会に積み上げられていることを示し、これこそが国民の声だとあらためてつきつけました。
あの強行から一年たっても決しておさまることのない国民のたたかいと力を合わせて、廃止に追い込むまでがんばりぬく決意をうったえました。
自民党の議員らからは「立憲主義=護憲というのは間違い」「立憲主義違反という言葉を政権の好き嫌いで使っている」など的外れな意見や、「国家主権が現行憲法にはない」「緊急事態条項を憲法に書きこむべき」など改憲草案を思わせる意見も出されました。
終了後、傍聴に来られたみなさんの集会へ。
憲法を守り暮らしにいかすよう、あらためて国会の内外で力を合わせてがんばろうと誓い合いました。