活動日誌

2015年04月24日

文科2回目の質問はオリンピック問題

今日は、文部科学委員会での2回目の質問の機会をいただきました。
内容は、2020年に開催される、東京オリンピック・パラリンピックにむけた特別措置法案の審議。

私の質問は、4万を越える世界中の市民の声をまとめた、昨年の12月にIOC総会で全会一致で承認された「オリンピック・アジェンダ2020」を、東京大会でもしっかりふまえよ、というものでした。

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「アジェンダ2020」とは、近年、オリンピックの招致活動や大会の実施に莫大なお金がかけられており、これをほおっておけば今後オリンピックがごく限られた国でしか開催できなくなることを懸念し、「大会のすべての側面に持続可能性を導入」「大会の運営経費を削減」などからなる40の提言。

私もあらためて全文を読み、簡素で無理のないとりくみをもとめる多くの国民・都民のみなさんの願いとも合致しており、ここにこそ、世界の本流があるんだということにたいへん励まされ、自信をもってうったえました。

しかし、同法案は、全大臣を構成員としたかつてない大規模な推進本部を設置し、オリンピックを「成長戦略」の弾みとして位置づけ、都市再開発や大型公共事業などを強力にすすめていくものとなっており、もちろん、下村大臣もその立場通りの答弁でした。

私は、同法案は「スポーツを通じて平和と友好を築いていく」としたオリンピック精神や「アジェンダ2020」の内容に、まさに逆行しているものだと指摘し、きっぱり反対を表明しました。

他のすべての政党の賛成で残念ながら可決となりましたが、今後とも、市民のみなさんと力をあわせて、この立場でがんばっていきたいと思います。

それにしても質問は、まだまだたいへん緊張をします。
今日もハンカチで汗をぬぐいながらの必死の15分間でした。
先輩議員、他の同僚議員のように、早くもっと堂々と質問し、相手を追いつめるような論戦ができるように力をつけなければ、と反省・勉強の日々です。