活動日誌

cop26で太平洋島しょ国から気象変動の訴えが

イギリスで開催中のCOP26。気候変動による海水面上昇で国の存亡にもかかわる深刻な危機にさらされている太平洋の島しょ国からの参加が、14カ国中3カ国のみとなっている(従来はほぼ参加していた)。コロナパンデミックが参加の妨げに。気候変動で最も被害を受ける人々の声が届かない事態になっている。その中でもCOP26に参加しているフィジーの代表は、海水面上昇で国内40の地域で住民を避難させなければならなかったのが今や75地域に拡大したと指摘。しかも資金不足でその実施も困難になっていると。世界の特に先進国、中でも日本はこうした事態に本当に真剣に向きあわなければならないのではないか。太平洋の島しょ国の被害はこれだけにとどまらない。マーシャル諸島のルニット島にある「ルニット・ドーム」は放射能汚染廃棄物や米国本土の核実験場の汚染土壌などを運んで流し込み蓋をして覆ったもの。この間の海面上昇で施設のコンクリートが浸食され汚染物質が海へと流出する危険が指摘されている。人類と地球にとっての二大危機、気候変動と核兵器問題。すでにその被害が日々目の前で起こっている国と人々が同じこの地球上にいることを忘れてはならない。微力でも広島の片隅から発信し、解決のための行動に自身もとりくみたい。ちなみにすべての情報は今日の #しんぶん赤旗 に掲載されている。