活動日誌

環境・憲法・学費・奨学金について考える―鳥取

クリスマスイブの夜は、鳥取県米子市のホテルです。
今日は終日、鳥取県での活動になりました。

「美しい中海を守る住民会議」のみなさんから、「宝の海」といわれた中海を取り戻すために力を貸してほしいとのあつい思いがつきつけられました。

続いて、淀江町に産業廃棄物処理場がつくられるという計画に反対する住民のみなさんからも、怒りの声、切実な願いが寄せられました。

いずれも国の無責任な姿勢がかけがえのない自然環境を壊し、地元住民のみなさんの心と健康を傷つけているという実態がよくわかり、本当に許せない思いを持ちました。

その後は、鳥取県弁護士会のみなさんと懇談をさせていただきました。
足立珠希会長と河合克一副会長が対応してくださり、ざっくばらんに意見交換をしました。

「立憲主義が破壊されている現状を決して見逃すわけにはいかない」
「来年5月に再び市民集会を成功させるため準備をすすめている」
など、安保法制廃止にむけた決意も聞かせていただきました。

夕方からは倉吉に移動し、鳥取民青の費学・奨学金を考えるつどいに招いていただきました。

私から、安倍政権が今後ねらっている学費値上げ計画について、世界の学費や教育予算の現状、日本共産党の対案などをご紹介したのち、学生のみなさんから現状を聞かせていただきました。

「4年制大学にいきたかったけど、姉妹もいるし、父親しか働いていないから申し訳ないと思って短大にした。高校のときから奨学金を借りていて卒業後は200万以上の借金をかえさないといけない」
「学生寮に入っているが一年ででないといけない。自分は運がよくて来年度も残れることになったが友達がでないといけなくて、そしたらもう大学に通えないからやめないといけないといっていた」

など、深刻なものばかり。
しかし、嘆いているだけではないのが、いまの若者たちです。
「学費・奨学金を考える会」を新たに結成し、おたがいの実態を交流し、政治や社会のしくみを学び、周りの学生たちからもアンケートなどを集め、文科省や国会に届けていくという活動にこれからとりくんでいくそうです。

私のほうが元気をもらいました。
若い皆さんと力をあわせて、なんとしてもお金の心配なく誰でも安心して学べる社会をつくるためにがんばります。

(写真は鳥取県弁護士会のみなさんとの懇談の様子)

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