活動日誌

核兵器禁止条約成立!「ヒロシマ・ナガサキをくり返さない」―「世界の構造変化」を実感

「ヒロシマ・ナガサキを二度とくり返させないために」「市民社会に心から感謝」――各国代表から口々に決意が語られるなか、国連会議最終日の7日、核兵器禁止条約が採択されました。

「賛成122」とスクリーンに投票結果が映し出されると、会場からは大歓声と万雷の拍手が。
人類と決して共存しえない核兵器に70年余の時を経て「悪の烙印」がおされた、まさに歴史的瞬間でした。

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会場を出たところで、サーロー節子さん、藤森俊希さんのお話を聞くことができ、がっちりと握手もさせていただきました。

「亡くなった被爆者の仲間たちにも『やっと条約ができたよ』と伝えたい」(サーローさん)、「ヒバクシャ国際署名を開始して一年後ろに条約ができるとは思ってもなかった。世界の皆さんに感謝したい」(藤森さん)などと喜びを語るとともに、「世界は日本政府に不信を強めている。ここに来てみんなの話を聞かずにどうして橋渡しができるのか」(サーローさん)、「日本政府の態度にはらわたが煮えくり返る思い。政府代表は3月に『ここでは誠実に、建設的な議論ができない』と発言して会場をあとにした。よりによって被爆者が発言した後に」(藤森さん)など、安倍政権への満身の怒りも語られました。

藤森さんからは国内外の多数のメディアに囲まれる中で、「東京都議選で政権党は惨敗をした。私たちは決してへこたれない。必ずやこの政権は国民によって倒される」と自信に満ちた表情でうったえました。

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ダイナミズムな「世界の構造変化」「国際社会の主役の交代」を、まさに肌身で痛感することのできた濃密で貴重な3日間でした。

送り出してくださったすべての関係者の皆さんに心からのお礼を申し上げ、被爆者、そして国際世論の一言一言をあらためて胸に刻み、唯一の被爆国である日本の政府をかえていくたたかいに邁進する決意です。