活動日誌

9月9日~農業は国の基本的産業~

先日、広島県北部地域に伺って最も寄せられたのは中山間地の農業の問題。不安と怒りの声。皆さん口をそろえて「息子らに『継いでくれ』とはよう言わん」と。別の日に東広島市に伺ったときも、30代の若い農家さんから、新規就農者への支援の切り捨てに戸惑いと抗議の声が。やはり中国地方最大の問題。そんな声も聞かず、農家と国民そっちのけでどんどんと進む日米貿易交渉。中身も明らかにすることなく早期の署名と国会での数の力での承認がねらわれている。例えば、報道ではアメリカの余ったトウモロコシを日本が買い入れる約束をしたとのこと。今でも日本の飼料用トウモロコシは自給率0%で1100万トンも輸入し、その内の9割以上をアメリカから輸入していると聞き衝撃。すでに飽和状態のトウモロコシをさらに輸入するとは一体どういうことか。この一点だけ見ても同協定の重大性は明らか。食糧主権と家族農業の重視こそ世界の流れ。農業と食糧を守れの声を中国地方からさらに広げねば。