活動日誌

2020年11月10日

これからの男の子たちへ~太田啓子著~

EmYDEM9UYAAp3xT太田啓子著『これからの男の子たちへ』。一つひとつ胸に突き刺さりまくった。自身の生育過程も鋭くえぐられた気が。「有害な男らしさ」問題、「男子ってバカだよね」問題、「ホモソーシャルな絆」問題など全部思い当たることばかり。結論の「男性だからこそ声をあげてほしい」。正面から受けとめたい。本のタイトルでもある第6章「これからの男の子たちへ」。目次をご紹介。自身にも言い聞かせるメモとしても。「自分の弱さを否定しなくていい」「性暴力に関することを、笑いごとにしないでほしい」「ホモソーシャルな同調圧力に抗える男性になってほしい」「性的サービスをお金で買うことの意味を自分なりに考えてほしい」「『男性であること』だけで『特権』があることを知ってほしい」「『特権』をもつ側としての責任を行動で果たすこと」「何もしないことは不正義に消極的に加担するということ」「社会は変えられると知ってほしい」「対等な関係性を築けるようになってほしい」「『新しい常識』をつくって、一緒に社会を変えていきたい」――。 政治を変えるという大きな仕事とともに、一人ひとり(特に男性)が日常レベルでできること、すべきことを具体的に示してくれた。勇気をもって実践したい。