活動日誌

生活保護基準引き下げ違憲訴訟を傍聴し激励

Fe38llLVQAA-b8w Fe38mGBUcAAudaB広島地裁での「#生活保護基準引き下げ違憲訴訟」。今日は原告本人尋問ということで傍聴に。原告代理人から生活実態について問われたNさんは「毎日100円貯金し、たまった3千円で月に一回、おいしいものを食べるのが楽しみだったが、保護費の引き下げでそれさえもできなくなった」「お風呂は冬はシャワーを3日に一回。食器はティッシュで汚れをぬぐいゴム手袋をして水で洗う」とうったえ。30問以上にわたって続く質問に懸命にこたえるNさん。深刻な実態とさらなる無慈悲な引き下げに、怒りでメモをとる手の震えが止まらなかった。「最後に今、あらためて言いたいことは」との問いに、Nさんは「私は憲法25条が…」と口を開き、「頼りだ」とか「希望だ」などと続くのかと思いきや、「大嫌いです。あまりにも実情とかけ離れているではないですか」と述べられた。Nさんにこうまで言わせてしまっている今の自民党政治を心底許せないと思うとともに、自身の理解もまた及んでいなかったことが重く突きつけられた。一人ひとりの生存権を守るために自分は本気でこの人たちに向きあってきたのか、と。大体、政府は保護費引き下げの際には「物価が下落しているから」と言ってきたのに、では物価高騰の今、引き上げの議論があるかといえばまったく聞こえてこない。二番手に尋問を受けた原告のHさんは「保護費をあげてくれと言っているわけではない。せめて元に戻してくれと求めているだけ」とうったえ。この裁判はなんとしても勝たねばならないし、私は政治の現場でいっそう徹底して追及をしていかねばと決意。公判後に行われた報告集会で原告の一人ひとりに労いの声かけ。みんな明るい。Nさんとはツーショットを撮り、「今度は選挙をがんばりますからね!」とむしろこちらが励まされてしまった。