活動日誌

2023年03月03日

国民無視の日米共同訓練は許せない~広島湾で訓練強行~

FqKcQw0aAAEV4g_ FqKcREjaEAAi7p7驚きと怒りの連続の交渉。広島でいま大問題になっている、広島湾での日米共同訓練の実施。2/27~3/12までの2週間、軍事演習を広島湾のどこでいつやるかもわからないなどという事態をこのまま黙って見ておれないと、訓練の即時中止と実施の詳細の明確化を求め、急きょ上京し防衛省に申し入れ。防衛省担当者は冒頭、「訓練は27日に行いすでに終了した。おおすみももう広島にいない」との衝撃の答弁。「はっ!?」「そうだとしたら、なんでそのことを言わないの!? 12日まで私たちはずっと不安を感じながら暮らさなきゃならなかったんですよ!」 一同、総ツッコミ。許しがたい県民無視な態度。さらに担当者は「事前にどこで訓練を実施するのかを逐一明らかにすることは問題がある。日米の調整、合意の結果を自治体に通知はした。訓練は元々の自衛隊の訓練海域で行ったと聞いている」と。もう答弁も、しくみもめちゃくちゃ。「問題がある」とはこっちのセリフ。広島湾という「原爆が落とされ大勢の人が川に飛び込み、その遺体が流れ今もたくさんの骨が眠っている海で軍事訓練など許せない」(被団協Fさん)という大前提に加え、漁船や釣り船、通勤・通学・観光の船舶がたくさん往来する広島湾のどこで訓練の実施をするかは明らかにしないなど絶対にありえない。しかもそんな重大事態を自治体には通知のみ。そもそも広島県などの自治体ももっと怒り、問いただしてほしいわけだが、軍軍間が決めればあとは地元の了承もなく好き勝手に訓練できるなど認められるはずがない。一つ、我々と防衛省の認識が明確に違っていた点は、「広島湾」と言いながら彼らはあくまでも「自衛隊の訓練海域内(つまり一般的には民間船舶は通常、航行しないところ)」で行うものであり、これまでもやっていたことで何も今回、事を荒立てるようなことではないと思っていたということ。一方、私たちがイメージする「広島湾」とは、主に似島や江田島や宮島などと広島市・呉市など〝本土〟の間のことで、そんな場所で軍事訓練などありえないと思っていた。そんなことはつゆ知らずと「訓練場所は広島湾」とだけ書きプレスリリースしたという行為が、前述の訓練が終わっても通知しないという姿勢とあわせて、県民に寄りそう気ゼロ、私たちの不安を何とも思っていないという本当に許しがたい態度。同時に、事態をさらに複雑かつ深刻にしているのは、今回訓練が実施された岩国基地沖は自衛隊の訓練海域でもないのではないかということ。防衛省の担当者がそのこと自体をつかんでもいないし、理解もしておらず、明確な答弁がいただけなかったので引き続き追及を。結果、やっぱり訓練はどこでもやれるし、やっちゃうという前例をつくってしまったとすればこれまた大変な事態。要は、国民に寄りそうとか、国民の安心安全を守るという姿勢をまったく持ち合わせていない政権であることがいよいよ明らかになった交渉だった。

 
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