活動日誌

党創立98周年記念講演で感動したこと

7月23日党創立98周年記念講演で感動したことメモ①。 「ウイルスが哺乳動物において胎児を保護する役割を果たす可能性さえ示唆する」――ウイルスなしには人間も哺乳類も存在できない。ウイルスは数十億年の歴史をへて生態系の中でネットワークを構築し、ヒトともあるバランスの中で共生の関係をつくってきた。「コロナとたたかう」「ウイルスに打ち勝つ」などの言明(特に権力者からの)をよく目にするが、こうしたウイルスとヒトとの共生の歴史を学んでみると、あらためてその浅はかさや傲慢さを感じずにはおられない。そして資本主義の利潤第一の姿勢がこの共存バランスを壊してきた、その罪深さ、限界も。

党創立98周年記念講演で感動したことメモ②。 コウモリは「ウイルスの貯水池」と呼ばれると同時に害虫を食べる益獣とも呼ばれている。コウモリからすれば人間から離れて暮らしていたのに開発ですみかを追われ、あげくに捕獲され市場で取引までされる。迷惑な話であり人間の側の行動にこそ問題がある。世界自然保護基金(WWF)が次のパンデミックを防ぐためにも提起しているのが、健全な環境、人間の健康、動物の健康を一つの健康と考える「ワンヘルス」アプローチ。しっかりと胸に刻みたい。自然や動物が文句を言わないと思って資本主義とその元での人間が好き勝手にやれると思ったらとんだ大間違い。

党創立98周年記念講演で感動したことメモ③。 「私は、この過去の傷に、痛恨の極みを表明したい」――世界各地で忌まわしい過去と結びついた像が撤去され、ベルギーでは国王が過去の植民地支配への反省を行った。「人権の完全な尊重の必要性を強調する」(国連総会決議)――これが世界の総意。パンデミックは歴史の変化・進歩を促す重要な契機となる。同時にあくまで契機であり歴史をつくるのは一人ひとりの意志と行動。米国の黒人暴行死事件に世界中で激しい怒りが広がり、「他人事ではない」と抗議の声と行動が大きく広がっている。たたかわずにはおられない。なんとしても仲間を広げたい。