活動日誌

核兵器禁止条約批准50か国到達記念集会

核兵器禁止50か国10月26日gJK 核兵器禁止50か国10月26日ibC今日は広島県原水協の核兵器禁止条約批准50カ国到達の記念集会。参加者もマスコミもたくさん。私もマイクを握らせていただいた。3年前の7月、核兵器禁止条約の国連会議に現職国会議員として参加し、採択の瞬間の歓喜に沸いたあの光景を目の当たりにした。「被爆者がいたからこそこの条約が可能になった」(南アフリカ)、「市民社会は強力な条約を作る上で重要な貢献をした」(ブラジル)――会議で各国政府代表が共通して述べていた被爆者への感謝と敬意、市民社会への賛辞の言葉も思い起こしながら、この歴史的瞬間を今一度かみしめている。条約は前文で核兵器の非人道性を鋭く告発し、核兵器が再び使用されない唯一の方法は「完全に廃絶されること」だと明記。核兵器の使用はもとより、その開発や実験も威嚇さえも禁止するとし、核大国に対してその手足を強く縛るものとなっている。アメリカなどが「批准するな」「発効させるな」と必死に各国に圧力をかけるのも、彼らの核戦略が頓挫してしまうことへの恐怖に怯えている姿に他ならない。一部の大国が国際社会を動かす時代は終わった、そんな世界の構造変化をあらためて確信する。日本政府の転換こそいよいよ緊急課題。「もう『どこの国の総理か』とは言わせない」――私が出会った被爆者と交わしたこの約束も必ず果たさねばならない