活動日誌

「黒い雨」裁判全面勝利

7月29日「バンザイ!」――原告、弁護団、支援者の皆さんとともに喜びを爆発させた。涙と笑顔があちこちで交錯しながら。「黒い雨」訴訟、全面勝訴。原告ら全員を被爆者と認め被爆者健康手帳の交付を命じるとともに、国の降雨地域の不当な線引きを断罪し転換を求めた。国がこれまで「黒い雨」降雨地域指定の最大の根拠としてきた「宇田雨域」に降雨はとどまらず、より広範囲に降った事実を確実に認め、宇田雨域内と同様に「黒い雨」を浴びた事実があり、被爆に起因した疾病に罹患したものは被爆者と認められる、と。いわば、ありのままの事実をその通りに認めた判決。高野正明原告団長は言う。「明日からは控訴断念へのたたかいだ!」。被告は県と市だが実際は国の姿勢一つ。「『黒い雨降雨地域』を拡大するよう強く求めます」とは昨年の広島市平和宣言。松井一実広島市長はまさにそれが実現したわけでぜひこの立場から断固たる姿勢で国と協議し控訴せぬよう求める。黒い雨裁判勝利7月29日jrC